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2012年7月号 

証言 受洗と聖歌隊

石川和佳奈(九州ルーテル学院大学学生)
 現在私はクリスチャンとして、室園教会に通っています。私が教会に通い始めたきっかけは、1年前のイースターの日、ミッション系の大学に入ったのだから教会に行ってみようという軽い気持ちと、小さい頃にテレビで見た『イースターエッグ』にとても憧れがあったからでした。

 大学以外での礼拝は初めてで、多少長いなあと思いました。それでも、私の好きな音楽や歌であふれていて、とても居心地のいい場所でした。その後の昼食会で歌う機会をいただき、その歌を聴いてくださった方が教会の聖歌隊に誘ってくださいました。そして、教会でも聖歌隊のメンバーとなり、よく教会に通うようになりました。何もわからない私を教会の方々はとても温かく迎えてくださり、本当に穏やかな時間を過ごすことができています。

 昨年の12月20日に大学でのクリスマス礼拝で、私は一人で賛美を歌いました。そのとき大勢の人だけでなく、神さまに聞いていただいているような気がしました。その瞬間、受洗することを決めました。それは、神さまがいつもそばにいてくださるということを感じられたからです。しかし、その後いろいろな悩みがありました。そこで、1カ月後に大学の近くにある室園教会の西川牧師先生の所に相談に行き、そして無事に家族の了解も取れて、受洗準備に入りました。

 最初難しいと感じましたが、内容は聖書などを通して、一つ一つの言葉の深い意味を学ぶことができるものでした。例えば、出エジプト記のモーセの『十戒』をルターがどのように解釈をしていたのか、また『主の祈り』の言葉に込められた意味などです。これらのことが、牧師先生と、お話をし、また解説してもらいながら進めていくので、楽しく学ぶことができました。

 受洗当日、聖壇に上がり、牧師先生から洗礼を受けましたが、私はあまり緊張しませんでした。洗礼後、来ている方の方に振り返ったとき、皆さんが笑顔で拍手をして祝ってくださいました。5月20日は私の誕生日であり、20歳となる節目の日に洗礼を受けられ、本当に嬉しかったです。それ以来、5月20日は私が大人になった日でもあり、またクリスチャンとして神さまと共に歩み、向き合って行こうという決意の日ともなりました。
(これは大学の礼拝での証言の抜粋です)